川越まつり

東京のお隣(北西に位置する)埼玉県は川越市にて
似顔絵師として活動している西島好調です。

11月18日(土)19日(日)の2日間に渡り、川越祭りが開催されました
(毎年11月の第3土、日曜日です)
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川越祭りは慶安(1648-1651)元年の氷川神社祭礼が始まりとされ、360年のあいだ形を変えつつ続いてきました。
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川越まつり会館には昔の祭りの様子が絵巻として残されているのですが、ねぶたのような山車も描かれていて、試行錯誤を経て現在の形に辿り着いことを窺い知ることが出来ます。

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完全に祭りの紹介になってしまってますね。

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祭りの様子と似顔絵を、交互にご紹介させて頂きます。

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子供たちが手にしているオモチャやお面に「妖怪ウォッチ」なるアニメの商品が多く見受けられたのですが、かなり流行っているみたいですね。
6~7人はジバニャン、コマサンこすぷれ(作中に登場する人気キャラクター)で描きました。

幸町、小狐丸(小鍛冶)の山車です。
山車の向いている方向に雪塚稲荷神社があるため
お囃子を鳴らしながら暫く静止していました。
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こちらは松江町、浦島太郎の山車
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祭り開催中は、川越市街全域で車両通行止めの交通規制がかかります。いつもは蔵の街を走るバスで、私の目の前を通勤されている女性が(似顔絵右側)来られました。
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facebookにも載せて頂きましたよ。有難う御座いました!

六軒町、三番叟の山車

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私が個人的に一番好きなデザインの仲町、羅陵王の山車です。

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幸町、翁の山車

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私が似顔絵を描いている様子を仙人がずっと傍らに立ちつくし、無言で眺めていました。
仙人は週4日、1日20kmを走り、世界中の主要なマラソン大会を走破する胆力の持ち主で、元ホンダのエンジニア、ホンダが自動車を作る以前から(バタバタという原動機付き自転車を売っていました)海外に赴任して、製品のサポートをされていたそうです。
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海外には船で行く時代。
当初、英語は簡単な日常会話が出来る程度だったのにも関わらず、英語はもちろん、自国文化へのプライドが高く、英語を理解出来ても話したがらないヨーロッパの人達(ドイツ、フランス人)ともコミュニケーションをとる必要があったとか(欧州に留学した人から似たような話は聞きますね)
帰国後も大学に入り直し、スペイン語などを修得され、現在はボランティアで外国人に日本語を教えていらっしゃるそうです。
雰囲気や話し方が宮崎駿さんに似ていました。
(お髭とメガネのせいもありますかね)
こういう鉄人達が全盛期の日本を築き上げたのですね。納得です。

猩々の山車

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川越にお立ち寄りになられた際に何度か(3回目)描かせて頂いている大森さんです。
かなりキャラの濃い方で、大正時代の作家さんのようなお話しの仕方をされます。
(実際に文章を書く事もお仕事の中でされています)
今までは真面目な感じで描いてしまったので、ちょっとおどけた感じで描いて見ました。
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描いている途中で、ひょっとこにしようと思ったのですが、
踊りを何も見ずに適当に描いてしまったため変なポーズになっちゃいました。
ブログ(文読む月日)で川越祭りのことが書かれていているのですが
なかなか凄まじい文章力ですね。
(特に私らしき似顔絵描きが登場するところが–;プレッシャーを感じますね)

夜になっても山車の巡行は続きます。
山車の引き手たちが「そーれ!そーれ!」と掛け声を出し続けます。

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フランスから来られた男性です。
ドラゴンボールが大好きなので、スーパーサイヤ人で描いて欲しいとリクエスト頂きました。
優しいお顔をされているのですが、フラッシュの瞬間にスーパーサイヤ人モードのキリットしたお顔になりました。
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韓国から来られた交換留学中の女性です。
こちらもご本人の強い御要望により、クマモンでお描きしました。
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山車が辻で鉢合わせになると、それぞれ山車の上部が回転してお囃子と踊り手が相対します。互いに踊り合い、山車の間にちょうちんを持った人が集まり歓声をあげます。
これが「ひっかわせ」で祭りの盛り上がりどころです。

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夜10時が近づくと、山車はそれぞれの町に帰っていきます。

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私も片付けを終えて家路につきました。
祭りは一年間頑張った人の大打ち上げ大会のようなものですね。
数ヶ月前から祭りの準備がはじまるようです。
一年を通してお囃子の稽古をされる方もいらっしゃいます。

来年はさらに良い絵が描けているよう私も頑張ります。
ちょっと長いブログになってしまいましたが
お読み頂き有難うございました。

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